自己受容が難しい人にとって、アドラー心理学の教えは厳しすぎませんか?

Category: 実践の難しさ・現実との乖離について

自己受容は確かに厳しさを伴いますが、しかし自己受容を避けると達成不可能な目標を追い求めてしまったり何もかも自分で抱え込んだりなど、さらに厳しい道が待ち受けています。

「自己受容が難しい」という状態は、アドラー心理学の言葉でいうなら「自己概念が低い」あるいは「劣等感が大きい」ということになろうかと思います。野田俊作の恩師バーナード・シャルマンは、「劣等感と優越目標は反比例する」と言いました。つまり自己受容ができない人は、非現実的なほどに高い目標を目指しがちです。高すぎる目標は当然達成できませんから、ますます「自分はだめな人間だ」と思い込む、というループにはまってしまいます。

アドラー心理学は「自分を勇気づける」こともまた大切にします。まずは、自己勇気くじきの目標を知ることから始めましょう。そして自分の短所ではなく長所(パーソナル・ストレンクス)を探してみましょう。次に、それをどう組み合わせれば、他者や共同体のために貢献できるかを、ゆっくり考えていきましょう。共同体のために生き始めれば、共同体の中に居場所ができ、自然と劣等感が小さくなっていくことが多いです。

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