「アドラーこぼれ話」ご案内

 アルフレッド・アドラーは自ら打ち立てた心理学を、「ただ理論的に追求するのではなくて、人生の中で応用することで初めて生きたものにすることができる」と考えていました。アドラー心理学は人間の行動を説明するだけの、単なる心理学理論ではないのです。また心理療法やカウンセリングなどの、臨床的な場だけで使うためのものではありません。
 
 AIJではアドラー心理学の普及を進めていくにあたって、私たちのごく普通の日常生活や人生の様々な局面で、アドラー心理学が確かな指針となることを、実例を通して広く伝えていきたいと考えています。アドラー心理学を学ぶ上での課題や、実際の育児や対人関係で直面する課題、あるいは同じ時代を生きる者同士としての共通の課題などをお互いに分かち合いながら、アドラー心理学コミュニティーの裾野を拡大していくことを目指しています。

 そこで、このたび私どもの普及事業の一環として、地域で活動してくださっている方々にご相談して、ご本人や身近な方々の日常のご様子をこのホームページ上の記事としてシェアいただけることになりました。アドラー心理学をどのように使い、その結果どんな変化が生まれるのか。そうした理解は、単に理論を覚えたり頭で考えたりするよりも、むしろ日常での実際の体験談から学べることが多いのです。

 アドラー心理学にご関心を持ってくださった皆さまや、アドラー心理学を学び始めた皆さまにおかれましては、今後、何人もの方からお寄せいただける体験談をご覧になって、「アドラー心理学を身につける」、「アドラー心理学を用いて暮らす」、「アドラー心理学に基づいて生きる」といったことが、どういうことなのかをイメージしていただけると幸いです。また、すでにアドラー心理学を学び日常生活に生かしていらっしゃる皆さまには、全国の仲間からの投稿が心強い勇気づけになることと思います。
 
 記事はなるべく頻回に更新してまいります。ぜひ楽しみにお待ちください!

関連コンテンツ