雪どけ ~「雲がとけた 2024.04」のその後~

昨年の2月定例会で父さんについての話を聞いてもらい、父さんに愛されていたことがわかった。https://adler.or.jp/2024/04/16078/
すると、気がつかなかった父さんの愛が伝わってきた。
幼児期に父さんが不在だったため、わたしは父さんの近くに行けず、父さんに触れることにも抵抗があったが、2月の定例会以降、父さんの愛に包まれた気持ちになった。

そして、日常がゆっくり変化してきた。

私は男の人に対して徐々に安心して近寄れるようになった。
以前は信頼感が落ち着かなかったように思う。
男の人へ信頼の基盤ができたように感じる。

夫との関係が変わってきた。
夫に甘えていいんだと思うようになり、自分でも少しずつ甘えることができていると感じて、うれしい。
いま私は幸せだと思う。
ハグも自分からあったかい感じで自然にできるようになった。そんなことを夫も喜んでいる。

もしかしたら、小さな私は父さんに、そんな風にしてほしいと思っていたのかもしれない。

雪どけみたいに甘えていいんだと思えた。
夫は私のことを大切に思ってくれている。
なんでも私が喜ぶことをしてくれる。
やたら優しい。
例えば、夫は朝早くから畑仕事に精を出したり、私が行きたいところはどこでも連れて行ったりしてくれる。
以前は、私から頼むとき申し訳ないという遠慮があったが、今は甘える気持ちで言いやすくなった。
お互いが楽になったように思う。
夫も自分の好きな趣味を始めだした。
夫との関係が変わって、夫に元気でいてほしいと、心からの気持ちが湧いてくる。

私は傘寿を過ぎて父さんはもういないけど、父さんとの関係は、今、あたたかいものに変わった。

岐阜アドラー心理学研究会 岐阜 M.I