幼稚園の年中クラスから年長クラスに進級した途端、娘が「園の問題児」となりました。
年中さんは園生活に慣れ、みんなで楽しむことが適切とされていたのに、年長さんになったら「小学校入学に向けて◯◯できるように××しなければならない」に変わり、先生方の子どもたちへの関わり方がガラリと変わったのです。
年中さんの間は「私は能力がある」「人々は私の仲間」と感じて毎日の園生活を楽しんでいた娘でしたが、年長さんになってからはちゃんと集団行動できない「困った子」となり、対応に困った先生から面談に呼ばれ、発達検査を勧められました。
検査の結果、発達障害があるとのことで、支援級入学を強く勧められました。そして、園では、娘が泣いたり怒ったり、集団活動に参加できない時には、先生方がどなたかずっと娘に付き添い、話を聞いて「寄り添う」という支援の目標が立てられていました。
ちょっとクセの強い子だけどそこまで問題だとは思っていなかったので、寝耳に水の展開に動揺しました。娘のことを考えて個別の対応までしてくださっているのですから、有難い話です。なのに、モヤモヤするのはどうしてだろう…。
自助グループの仲間が集まる場で話を聴いてもらい、生まれたときから娘を知ってくれているリーダーさんに相談する中で気がつきました。私は娘のことを「大丈夫」だと思っていたのです。なのに、どうして今、娘はこのような状態になっているのだろう…、そこが分からずモヤモヤしていたのです。
「(娘に)そのまま伝えて話し合ってみたら?自分がとっている行動が不適切だと知らないだけで、知れば適切な行動をとるんじゃないかな。それか、そういうとき、どういう行動をとるのが適切が知らないだけで、どうしたらいいか教えてあげたら大丈夫な子なんじゃないかな~」というリーダーさんの言葉にハッとしました。パセージの2-L「どんな場合に子どもは不適切な行動をするか」のページに書いてあることです!
娘に分かるよう伝えました。先生方には、私が娘を『信頼・尊敬』していること、『自立して社会と調和』して生きていける子だと思っていることを伝え、「寄り添い」ではなく、娘の課題は娘自身で解決できるよう「自立」に向けた支援をお願いしました。
『平等の位置』でお互いの話を聴いたことで、先生方と私たち家族の目標が同じだと分かり、仲間になれたと感じました。そして、介入せず見守ってくださるようになり、娘の問題行動はほとんど無くなりました。
どの場面でも、娘に対する揺るぎない『信頼・尊敬』の気持ちが持てたことは、娘を援助することや先生方と話をする時に私自身をとても勇気づけてくれました。アドラー心理学が心の軸にあることを、とてもありがたく感じています。
4月に新一年生になる娘の成長をこれからも楽しみながら見守っていけるよう、今年もまたコツコツと学び続けたいと思います。
みえアドラーグループ「結」(三重)Y.I
