6月に岐阜で開催された講座の最終日、「オープン・カウンセリング」のクライエント役
を体験しました。
「オープン・カウンセリング」は日常生活で実際におこったエピソードをお話しして、「エ
ピソード分析」の手法を用いて進められました。「エピソード分析」は『パセージ・プラス
』で学ぶことができ、自助グループでも学習しているので、道順を大体イメージしながら考
えを深めていけます。会場には20名程のかたが見学参加されていて、静かに真剣に見守っ
てくださる空気が伝わってきました。
「オープン・カウンセリング」の後半、仮想的目標を出して、協力的目標にとっていただ
いてから、日常の場面で活かせるように練習するところで苦戦しました。カウンセラーの中
井亜由美先生に「身体の感じを思い出せます?」と助言をいただいたのに、うまく思い出せ
ず固まってしまいました。
(わたしは頭でアレコレ考えがちなのだなと気づきました)
けれど、帰宅後、エピソードで話した孫のDちゃんを思い出し、「ティラノサウルスの真
似がめっちゃ上手なんだよな~」と1人でニヤニヤしました。その時、あ、これを思い出せ
ばいいのかなとわかりました。この感覚を忘れずに、娘家族と過ごす中で自分のマイナス感
情に気づいた時は、相手に何かをわからせようとしたり、やめさせようとしたりするよりも
、まずはDちゃんの恐竜になりきって歩く姿を思い出してから「ゆっくり大きくなったらい
いな~」とつぶやいてみようかなと思います。
また、仮想的目標を出してから、考えたことを亜由美先生に尋ねられて話し合った時に
「肝っ玉母ちゃんでいたいんです」と自分が言った言葉が後から響きました。理想を掲げ
て、それに届かないとへこみ、娘にも同じ理想を当てはめてしまう――そんな自分に気づい
たのでした。ならば、「肝っ玉母ちゃん」という目標は手放してもいいのかもしれないと思
い始めています。無いもの探しをするよりも、あるものを活かして、使っていくほうが良さ
そうですから。
「オープン・カウンセリング」はその最中はもちろん、終わってからも気づくこと、考え
ることがありました。
ただ、頭だけで考えすぎると、独りよがりになりそうなので、これからもエピソードや陰性
感情を手がかりに仲間や諸先輩と学び合う場で点検しながら、「平等の位置」を思い出して
「わがままのままで他の人の役に立つ」ように私にできることを1つずつ試していきたい
と思います。ゆっくりと、人生の醍醐味を味わいながら。
岐阜アドラー心理学研究会 岐阜 A・T
