イベント協賛ガイドライン

  1. 総則
    目的:
    本ガイドラインは、当財団法人が協賛する各種イベント(講演会、デモンストレーション、ワークショップ等)において、協賛依頼を行う団体(学術団体、企業、NPO、任意団体等)が遵守すべき基本事項を明示し、公正かつ透明な協賛体制を確保することを目的とする。
    基本理念:
    当法人はアドラー心理学を正しく継承・発展させ人々に伝えていくことを通じ人類の未来の幸福に貢献するものである。そのためイベント協賛にあってはアドラー心理学としての正確性、アドラー心理学の普及・振興策としての適切さを重視する。
    適用範囲 :
    本ガイドラインは、当法人から協賛を受ける全てのイベント・講演会・デモンストレーション・ワークショップ等に適用する。
  2. 協賛の目的および形態
    協賛の目的:
    イベントを通じたアドラー心理学の普及や学習者の交流、最新研究成果の発表を支援し、アドラー心理学コミュニティの活性化に寄与する。
    協賛の形態:
    無償協賛 当法人の名称やロゴの掲載、公式ウェブサイトでの紹介、後援文書の発行など学術的支援や広報協力、ならびにイベントに参加するAIJ 有資格者への資格更新ポイント発行の形で協賛を行う。
    留意事項:
    協賛金(現金・物品の直接提供)による支援は行いません。
  3. 協賛申請および審査手続き
    申請書の提出:
    協賛依頼を希望する団体は、所定のフォームによりイベント内容、目的、開催概要等を提出する。
    審査基準:
    ・イベントの趣旨や内容が、当法人のアドラー心理学振興の趣旨に合致しているか。
    ・イベントの講師またはデモンストレーターが、アドラー心理学を正確に伝える実力を有しているか。
    ・ワークショップについては、実習内容が当法人のアドラー心理学講座の内容に正しく準拠しているか。
    ・主催者・運営団体の体制および実績が明確であるか。
    ・イベント開催に伴う活動内容(講演のテーマ、企画趣旨、広報活動等)が透明かつ客観的であるか。
    ・当法人の信用や学術的独立性が損なわれない構造になっているか。
  4. 協賛に際しての遵守事項
    学術的独立性・透明性の保持:
    協賛を受けるイベントは、当法人の学術的評価基準を踏まえて運営され、スポンサーや他の協賛者等による内容への過度な介入(例:宣伝目的の強調や研究内容への不当な影響)があってはならない。
    名称・ロゴの使用ルール:
    当法人の名称、ロゴ及び関連マークの使用は、正確かつ適切に取り扱うこと。
    報告義務:
    イベント終了後、成果報告書等を当法人へ提出し、協賛による効果や運営結果についてフィードバックを実施する。
  5. 禁止事項
    商業的・宣伝的利用の禁止:
    当法人の協賛が専ら、特定企業や団体の商業プロモーション、商品販売促進などに利用されることを禁止する。
    名誉や信頼性を損なう活動の排除:
    イベント内容が当法人の活動方針や信頼性を損なう場合、協賛対象外とする。
    不透明な運営の排除:
    イベントの運営計画や財務面での説明が不充分であったり、疑義が生じるものには協賛しない。
    反社会的勢力の排除:
    当財団法人は、反社会的勢力(暴力団、暴力団関係企業、総会屋、その他の反社会的勢力およびその関係者を含む)との一切の関係を断固として排除する。協賛依頼者は、自己および関係者が反社会的勢力に該当しないことを保証するものとし、万一その疑いが生じた場合や実態が確認された場合、当法人は協賛契約の解除または今後の協賛受付の拒否、並びに必要な法的措置を講じる権利を有する。
  6. 協賛後の報告および評価
    実施状況報告:
    イベント終了後、開催日程、参加者数、講演内容、広報活動等についての報告書を作成し、当法人への提出を義務付ける。
    評価とフィードバック:
    報告内容を基に、今後の協賛体制やガイドラインの改善点を定期的に評価および検討する。
  7. 規定の改定と運用
    改定手続き:
    本ガイドラインは、社会情勢の変化、内部検討の結果に基づき、必要に応じて見直し・改定する。
    内部承認:
    改定内容は、当法人の理事会の承認を経た上で、公表するものとする。
  8. 問い合わせ先
    info@adler.or.jp または、当法人ホームページの問い合わせフォーム