アドラー心理学を学び、普段の生活のなかで使いはじめた皆さんは、どのように毎日を送っておられるのでしょうか。親子関係や夫婦のあり方、友達づきあい、恋人同士の関係、職場や地域などの対人関係に、変化が生じてきたでしょうか。自分自身の気持ちや行動に、以前との違いを感じることがあるでしょうか。あらたに直面している課題はないでしょうか。また、ずっと以前からアドラー心理学を実践されている皆さんは、これまでを振り返ってみて、アドラー心理学が人生に役立ったことや、今だから言える大失敗などがなかったでしょうか。あらためてアドラー心理学について思われたことや、考えておられることがあるでしょうか?
アルフレッド・アドラーは、自ら打ち立てた心理学を、「ただ理論的に追求するのではなくて、人生の中で応用することで、初めて生きたものにすることができる」と考えていました。アドラー心理学をどのように使い、その結果どんな変化が生まれるのか。そうした手応えは、単に理論を覚えたり頭で考えたりするだけでなく、日常でアドラー心理学を実際に体験してこそ、学び取れるものなのです。
『アドラーこぼれ話』は、各地でアドラー心理学を熱心に実践されている皆さんが、ご自身と身近な方々の日常のご様子を、体験談として広くシェアしてくださるものです。アドラー心理学に関心をお持ちの皆さまや、アドラー心理学を学び始めた皆さまは、この『アドラーこぼれ話』をご覧になって、「アドラー心理学を身につける」、「アドラー心理学を用いて暮らす」、「アドラー心理学に基づいて生きる」といったことが、どういうことなのかをイメージしていただけると幸いです。また、すでにアドラー心理学を日常生活に生かしていらっしゃる皆さまには、ここでの全国の仲間からの投稿が、きっと心強い勇気づけとなるでしょう。
記事はなるべく頻回に更新してまいります。
各地のアドラー心理学を実践中の皆さまや学習グループにお願いして、『アドラー心理学がある日常』を綴った記事を掲載させていただきます。皆さまのご参考になれば幸いです。
お気軽に楽しんでお読みいただけるとうれしいです。
