職場で明らかに困っている同僚がいても、本人が助けを求めない限り「他者の課題」として放置すべきなのですか? それはチームワークを損ないませんか?

Category: 課題の分離について

「課題の分離」は無関心や放置を推奨するものではなく、相手の課題に土足で踏み込まない範囲で協力的な姿勢を示し、必要とされる場合に仲間として支援するものです。

「課題の分離」は他者への無関心を推奨するものではありません。対等な立場の仲間にたいして、困ったときは支援が可能と申し出ておくなど協力的な姿勢を示すことは、むしろ推奨されます。なお、本人が状況的、立場的、精神的、身体的に、助けを求めることができない場合があることにも注意が必要です。

しかし、相手の課題に土足で踏み込んだり、無断で相手の責任を肩代わりしたりすることは、相手を対等な立場で尊重しているとはいえません。チームの一員として信頼してお互いに仕事を分担しながら、相手の努力によく注意を払い、必要とされる場合は仲間として可能な支援を行う、こうしたあり方こそが、むしろ良好なチームワークではないでしょうか

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