スキーは誰の課題?

中2の息子は、スキー少年団に所属し、アルペンの競技スキーを頑張っています。スキーはスキー場での練習の他に、スキー場までの送迎やワックス掛け、大会のエントリー、大会や練習日程の調整、遠征の場合は宿泊施設の予約等、すべきことが多岐に渡っています。そんなある平日の夜の食事前の時間に、私は家族で大会の参加の有無について話そうと思い、夫と息子に声を掛けまし た。

息子 ソファに座ってツムツム(スマホゲーム)をしていた
私 「スキーの大会の打ち合わせしたいんだけどいい?」
息子 「んーーーー」 スマホを見ながら絨毯に降りて来た
私 「これさ(大会のプリント)いっぱいあるんだけど出るの?出ないの? お父さん、休みとれる?」
息子 「んーーーー」 ツムツムに夢中でこっちを見ない(-3怒り)
私 「すいませんけど、私スキーのマネージャー降りても良いですか?」
息子 スマホから目を離しこっちを見て 「それは困るー」
私 「あ~、じゃあこれ(複数の大会)どうするの? 協力してもらわないと困るんだよねー 現金書留の(大会)締め切りが28日だから、早目に送った方が良いと思うんだけど?」
息子 プリントを見て 「ん~、出ようかなー」
私 「分かった」

私にははっきりと陰性感情がありました。それで自助会でこのエピソードを話し、ブレークスルークエスチョンズを使って考えました。息子の適切な側面・私の適切な側面を知ると、陰性感情が落ち着き、きっと息子はスキーという課題を自分で解決できるし、困った時は助けてと言えるんだ。そう思えると体の力が抜けていく感覚がありました。

まず最初にスキーは誰の課題か?とメンバーさんに問われた時、ハッとしました。スキーは息子の課題だと。私は頼まれもしないのに、大会の日程調整などのスケージュール管理を勝手に担っていたのです。また子に学んでもらいたいことは「スキーを自分事として考えて欲しい」と考えたのですが、息子の課題を取り上げていたのは私かも?と思い始めました。パセージテキスト14ーL子どもの課題に口を出す弊害の2依存的になる・5親が忙しくなるが考えられると思いました。実際、冬になると私は気忙しかったのです。自助会では代替案とし13ーL子どもの課題と親の課題 19ーR子どもから注文をとる 24ーL目標の一致等が出されました。 同じようなエピソードがあった時、代替案で対応してみようと思ったものの、それまでに出来ることがあると思い、家族に家族会議を提案しました。

家族会議では自助会で書き取ったエピソードや親子の適切な側面・代替案なども見てもらいました。それでスキーの課題を一度息子にお返しすること、もちろん困った時はいつでもサポートする旨を息子に伝えました。すると、息子は直近の大会の申し込みメールは親が送信した方が良いと思うからエントリーメールをお願いしたいと頼んで来ました。それと現金書留の送り方は初めての経験なので、私に一緒に郵便局について来て欲しいと言葉でお願いされました。夫からは各種大会の情報の共有で、スマホのカレンダーアプリを家族で使う提案がなされました。そんなやりとりをして、改めて横の関係で話し合えば良いのだと思いました。私1人で劣等の位置に落ちて、優越の位置に行くために憤慨している事に笑えて来ました。そんな事をしなくても息子も夫もいつでもどこでも協力的だし、仲間だし、私は今出来ることを考え、家族と話し合い、確認しながら進めていけば良いだけのことなのだと思いました。とてもシンプルだと思いました。

まだまだ続くスキーシーズンを陰性感情を家族に向けることなく、家族で話し合って、必要があれ ば共同の課題を作りながら、協力して暮らしていこうと思います。

七飯アドラー心理学研究会 北海道 S.K