フォロー会の学び~日頃の協力的な関係性を大切に

今回の平日フォローでは、夫さんの機嫌がわるくてどうしたものやら…という雑談から始まりました。

家族がもめたりしないで、円満に暮らしていくことを願ってらっしゃる事例提供者さんですが、どうも最近、娘さんの行動に夫さんが不満らしく気になっているそうです。

そのことに関連ある娘さんとのやりとりをもとに、みんなで考えさせていただきました。

事例自体は、「お父さんに聞いてみて、~~できるように考えてみるから、大丈夫!」と娘さんが宣言されていて、娘さんの成長を感じられるものでした。

それを確認できたのはよいですが、それでもやはり夫さんの機嫌がわるいことが気になるとのこと。

じっくりご自身が洞察されて、自分が(このままもめてしまうんじゃないか、私が夫に怒られるんじゃないかと心配しているんだと思う)と気づいていかれました。(言葉が違うかもしれませんが、おおよそそのような内容だったと思います)

そして、これまたご自身で「親だって自立しなければなりませんものね」というテキストのフレーズを思いだされたので、みんなでテキストのその部分を探し出して読み合わせました。13Lー2『親の課題』です。

お子さんは大変成長されていると感じられたので、代替案としては「子どもにまかせてみる」方向の案が出ました。

それと並行して、最近の夫さんとご自分との関わりを振り返ってみて、「そういえば、ばたばたしていて以前より関わりが少なかったかも」と思い出されました。

夫さんに機嫌がわるいことについて、フラットに聴いてみたいわけですが、まずは関係を再度耕しながら、聴ける時に聞く、話しかけられたら聴くことを心掛ける、ということを意識するという案がでました。

今回私が学ばせていただいたことは、気になることを聴くには、日頃の関係性が大切だなということです。

私が子どもに、進路についてしゃべりたい!どう考えているか聞きたい!というとき、まったくしゃべってくれない時期がありました。

常日頃の関係がよくなかったのです。

親から出る言葉はいやな言葉だけ、という認識を子どもが持っていたらしゃべってくれない…

常日頃から雑談レベルでわかりあっていて初めて、大切な話、重要な話に入っていけるんだな、ということを思い出させていただいた今回でした。雑談もとっても大切なんですね。

事例提供者さん、ご協力くださったメンバーさん、ありがとうございました。

アドラー流山(千葉県) S.I