6月26日(水)

 これは「さかのぼり記事」で、6月26日水曜日から7月4日木曜日までの間、京都市内でやった瞑想ワークショップのふりかえりをする。

 26日の11:00にタクシーを頼んで京都に出発した。鉄道というような手もあるが、費用がかかってもタクシーの方が時間を確実に使っている気がする。12:00ごろに今日の最終目的地であるゲストハウスに着いた。このごろ京都の町では「ゲストハウス」なるものが増えてお客を集めている。旅館とかホテルとかいうにはお粗末だが、かと言って木賃宿というわけでもない。旅の宿としてはまあまあしのげる範囲に仕上げてある。ともあれ荷物を片づけて、近所の飯屋ではないかと思われる店に入る。これは失敗だったねえ。京都の飯屋に期待しているわけではないけれど、ちょっとヒドすぎたな。私の分は米飯の上に揚げた海老と卵を乗せたもので、卵が多くてなんだかよくわからないし、そのうえだし汁が許せないくらいマズかった。妻が食べたのは「冷麺」を使った料理だが、いかにもマズそうであった。

 昼食が終わると13時になっていたので、リンポチェたちご一行さまをお泊めするゲストハウスに向かった。私たちの宿とリンポチェたちの宿は50メートルは離れていないだろうな。リンポチェたちの方も分類上はゲストハウスだが、小じゃれたホテル風(と言えないこともない)われわれの宿とは違って、中世の旅館をそのまま現代化したような感じだ。ドアを開けて中に入ると、家の奥まで土間がつながっている。左側は畳部屋になっており、まず3つの部屋があって、それから中庭があり、その向こうに2つの別の部屋がある。私と妻以外の人も来て、家の中の片づけをした。

 16:00になって美しくなったので、みんなで京都駅に出た。リンポチェたちが来られるからだ。夕食にはちょっと早いのだが、京都駅の南側にあるビルの地下で私はシーフードのスバゲティ、妻とお手伝いさんはオムレツをいただいた。5つ☆で2つくらいかな。サエない。

 バスは1時間で伊丹空港に着いた。リンポチェたちは、今回はアメリカのボストンからの飛行機に乗られて伊丹に来られるのだが、後から決まったことなのだけれど(と思う)世界各国の首脳20人だかが大阪で集まって6月29日と30日に会議をすることになった。おかげで各空港は厳戒状態になり、たくさんのおまわりさんがおしかけている。伊丹空港にもおまわりさんがたくさんいたが、取り締まりはそんなに厳しくないようだ。

 飛行機は30分遅れて到着した。リンポチェはお元気だし、3人のスタッフたちも元気だ。なにはともあれご挨拶をした。それから2台のタクシーに乗り込んで京都に向かった。1時間あまりで京都の目的地に着いたが、もう22時ごろになっていた。念のため別のスタッフに頼んで一行の夕食を作っておいた。もっとも中身は白飯とヨーグルトと漬物だ。リンポチェは喜んでたくさん食べられた。23時ごろお別れを告げて帰宅した。ともあれ、1日目は無事に終わった。