お天気もよいし、他に予定もないし、平山郁夫の展覧会「仏教伝来の軌跡」に行ってきた。わが家から電車で湖西線堅田駅へ行き、そこからバスで琵琶湖を渡って行った。9時20分にわが家をたったら、10時すぎに着いた。屋根のような形の棟が2つある。博物館そのものは湖(?)の上にある。とにかく静かだ。お客もわれわれの他にわずかにいるだけだった。
11時半ごろまで、ゆったりと絵の世界に閉じこもっていた。とにかくものすごい数だ。日本画というものにはあまり明るくないが(もっとも洋画も明るいわけではない)年をとってすこし目ができてきたのかもしれない。平山画伯の絵は、ドラマチックな風景ではなくて、しずかに統制の効いた日本画だ。若いころだと退屈したかもしれないが、この歳になって見るとなかなか見ごたえがある。
11時半ごろになって腹が減ってきたので、館内の食堂で、すこし早いがサンドウィッチで昼食にした。その後売店に行って、私は本を一冊買い、妻は絵はがきを何枚か買った。お昼過ぎのバスで失礼した。