昨日は台湾の選挙の話をした。一昨日は沖縄の話をした。その前の日は沖縄と北海道の「少数民族」の話をした。なんとなくひとつの話題のまわりを行ったり来たりしているのだが、もうひとつクリアーでない。それはかならずしも私の怠惰のためではなくて、ニュースソースがいい加減なことしか流してくれないためもある。現在の国際情勢を考えると、しかたがないことであるのかもしれない。
私個人のことを言うなら、台湾やシンガポールなどのアジア諸国はもちろん、沖縄へも北海道へも行けない身だ。まあせいぜいがんばって、岡山から名古屋くらいかな。その状態で、インターネット・ニュースをもとにしてあれこれ話をしても、むなしいと言えばむなしいのだが、なにも言わないのもひとつの態度表明になってしまうので、それでこうして書いている。隠居(?)老人である私にも、それなりの立場はあるし、言うだけは言っておいた方がいいと思う。過激と言われるなら、それはそれで引き受ける。
情報が制限されている気がしている。韓国・北朝鮮・中国についても詳細な情報が公開されているわけではないし、もうすこし広い範囲のことを考えても、程度の差はあっても、よく似た傾向だ。むかしはそんなことは気にしなかった。けれども、最近とくに気になるようになった。インターネットの普及で「かくされた」情報が(部分的にではあっても)公開されるようになったし、そうなるとその向こうにさらに「かくされた」情報が存在するだろうことを想像できるようになる。そういうわけで、年中パラノイア的に(たくさんの推量があって、しかもその多くが推量以上の根拠を持っていない状態で)考え続けることになる。いまは病気中でもあるし、あまり根を詰めて考えないようにしているんだけれど、なんとなく不穏な毎日ではある。ああ、どうなるんだろうねえ。