Jalshaのブログ

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中国に対する立ち位置

 鎌倉幕府は、昨日書いたように、ある種の「歴史の必然」でもって滅びていった。室町幕府はその教訓を十分に学んだだろうから、1)中国とは関係しないか、あるいは2)ポジティブな関係を持つか、どちらかに決めていたと思う。そう思わないと、室町時代の外...
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鎌倉幕府の滅亡

 突然おかしな話をする。文永11年(1274年)元が博多に攻めてきた。もっとも、いきなり来たわけではなくて、6年前の文永5年(1268年)に降服を勧める使節を派遣してきている。時に将軍であった北条時宗(なんと16歳)がこれを拒否したので、関...
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教育者の教育

 今年2回目のパセージ・リーダー養成コースだ。最初の30分だけいただいて、パセージ・リーダーの究極のコツについてお話をする。これは今年からはじめたので、受講者もだけれど、講師の私も初心者だ。昨年までは最初から最後まで私が講義をしていた。そう...
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朝食

 いつのころからか(たぶん1年以上前からだろう)朝食は、1)パン(ジャムをつけることが多い)、2)ヨーグルト(味付き)、3)紅茶(甘み付き)が多い。パンはすこし玄米風の食パンであることが多く、バターだけをぬるときもあるし、それに重ねてジャム...
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戦陣食

 室町時代の食事、とくに戦陣食に関心をおぼえたので、インターネットで検索してみた。『日本人は何を食べてきたのか part4 鎌倉・室町時代』)というブログが結構面白くて、それを中心に考えてみる。 まず、『平安時代の貴族、僧侶といった上流階級...
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戦国時代について

 ひさしぶりに『日本国紀』を読んでいた。昨年11月に買って以来何度も読んでいる。といっても、全編を読むことはもうなくなって、いつも鎌倉時代の中半から室町時代の中半までを読む。武家政権が成立してゆく過程だ。武家政権が最終的に成立するのは江戸時...
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紀元節

 今日は紀元節だ。もっとも、いまは「紀元節」とはいわなくて、「建国記念の日」ということになっている。紀元節の方が古いのだけれど、それでもたかだか明治初年までしか遡れないそうだ。建国記念の日という名前は戦後の発明だが、なお色濃く國軆主義を背負...
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二元論と多元論(2)

 西洋科学では二元論的論理が主流で、なんでもその型にあてはめて考える癖があること、これにたいして日本(やインド文化圏)では多元論的論理が主流であったことなどについて述べた。日本は開国以来150年になるのだが、いまだに二元論的論理は科学者専用...
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二元論と多元論

 ある概念Aと、それに対立する概念Bとがあって、教師が生徒にそのどちらかを選ぶように勧めたとする。生徒は、AもBも気に入らなくて、第三のCを選択すると宣言した。さて、この状況は適切か不適切か、というのが昨日出した問題だ。 概念Aと概念Bは「...
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「縦の関係」「横の関係」「ななめの関係」

 2人の子供の間に問題が起こったとする。親(あるいは教師)はその問題を解決しようと考える。そうなると、子供のコミュニケーションに立ち入ることになるだろう。その場合(ここがアドラーの独創なのだが)一方の子供を「良い者」もう一方の子供を「悪者」...