私的論理

自己決定性・ライフスタイルについて

無意識の領域や、自分ではコントロールできない衝動について、アドラー心理学はどのように説明するのですか?

フロイト的な「無意識」は主張しませんが、自覚されていない行動の目的やパターンなど、個人に意識されにくい側面があることを認めます。衝動は器質的要因でないかぎり、ライフスタイルと関連づけて理解しようとします。アドラー心理学は、フロイト的な人間行...
主要概念

「私的論理」と「共通感覚」の違いは何ですか?

「私的論理」が個人の独自の価値観(私的感覚)に基づく主観的な思考の 流れ であるのに対し、「共通感覚」は社会や共同体で共有される、いわゆる常識という 価値観(私的感覚と対応するもの)を指します。「私的論理」とは、個人が独自の価値観、思い込み...
主要概念

「私的感覚」とは何ですか? 「ライフスタイル」とはどう関係するのでしょうか?

「私的感覚」とは、出来事に対して「良い(プラス)」「悪い(マイナス)」を瞬時に判断する個人独自の無意識的な価値判断であり、これが個々のエピソードにおける表層的な反応(私的論理)を生み出すのに対し、「ライフスタイル」は、複数のエピソードに共通...
基本前提

アドラー心理学では「認知」をどのように捉えていますか?

アドラー心理学では「認知」を、客観的な事実そのものよりも個人の感情や行動を左右する「主観的な解釈や意味づけ」であると捉えます。アドラー心理学では、人間の感情や行動は、客観的な事実そのものよりも、その人がその事実をどのように主観的に解釈し意味...