昼は起きて夜は眠る

 体調が少しよくなってきて、なにはともあれ「昼寝」をしないで一日すごしてみることにした。発病して以来、昼寝をしないで一日をすごした体験がたぶんない。別に「眠い」ということもないのだけれど、なんとなく眠ってしまう。その結果、夜に入って寝る時間になると目がさえて困る。「寝よう」と努力するわけでもないし「寝ないでおこう」と努力するわけでもないのだが、結局12時だの1時だのまで(たぶん)目が覚めている。9時には布団に入るようにしているので、3時間ほどを起きて(あるいは半睡状態で)すごしている。睡眠薬を使うというような「裏技」もありうるのだけれど、そういうのはやめにして、なにはともあれ「正面突破」でやってみることにした。

 ということは、昼間を起きてすごさなければならない。厄介かなと思っていたんだが、そうでもないな。インターネットを見てすごせる時間はそうしてすごすし、ネタが切れたらレコードを聴くし、そのネタも切れたらこれまでに記譜した楽譜を歌う。これでなんとか一日いけた。一晩眠って目が覚めたので、一日目は成功だ。今日も同じようにして一日を過ごす。続きそうならこのペースで暮らしてみよう。