パセージリーダーの皆さまに移行措置のご案内

日本アドラー心理学会家族コンサルタントの皆さまより、移行措置について多数お問い合わせいただいている旨を、日本アドラー心理学会理事会様からご連絡いただきました。日本アドラー心理学会様におかれましては、お忙しい中お問い合わせへのご対応にお手数をいただきまして、誠に恐縮に存じます。あらためて、家族コンサルタントの皆さまにご案内申し上げます。今後のパセージ、パセージプラスは、AIJの認定のもとに開催されることとなりますので、何卒お問い合わせは私どもまでお願いいたします。

近日中開催予定のパセージ、パセージプラスについて、AIJ認定資格なく開催を可能にできないか、とのご要望をいただいている旨も承りました。ここでまず、パセージ、パセージプラスに関しましての、私たちの基本的な立場を申し上げます。

これらの講座の著作権や商標権を持ち、その内容について責任を持つ私たちとしましては、私たちと関わらないところでの開催の前例を作ることはできません。したがいまして原則といたしましては、先般ご案内の通り、現在日本アドラー心理学会の家族コンサルタントとして「パセージ」を開催されている皆さまは、AIJ会友にご入会の上で所定のお手続きをしていただくことで、「AIJ認定パセージ・リーダー」として「パセージ」をご開催いただくことができ、また「パセージ・プラス」を開催されている皆さまも、同様にAIJ会友にご入会の上で所定のお手続きをしていただくことで、ご活動状況を検討させていただいた上で「AIJ認定パセージプラス・リーダー」として「パセージ・プラス」をご開催いただける、と、させていただきます。

ただしこれは、パセージの商標権について譲渡が行われ、「パセージ」と「パセージ・プラス」の権利関係が日本アドラー心理学会から離れた令和4年3月15日以降に、新規に開催されるコースについてでございまして、現在開催中のコースにつきましては、日本アドラー心理学会の規定に基づきすでに開催済みのコースとして、私たちは上記の例外と考えてございます。

一方、これからコースを開催されるリーダーの皆さまにおかれましては、あくまで私どもにお手続きの上で、開催していただく必要がございます。なおかつ、AIJには学会資格である家族コンサルタントの皆さまの名簿がございませんので、大変お手数ですが、くれぐれもお手続きはリーダーの皆さまご自身から私どもまでご連絡いただいて、その上で進めていただきますようお願い申し上げます。記入いただく書類等、詳細につきましてはその際にご案内申し上げます。

なお、すでに家族コンサルタントの資格をお持ちの皆さまには、移行措置といたしまして、AIJでの資格取得につきましては、以下のようにお手続きを緩和させていただきます(すでに私どもに直接お問い合わせをいただきました方々には同様のご説明をさせていただきました)。

  • 現在、学会家族コンサルタントでいらっしゃる皆さまには、本年中にAIJ認定資格取得のお手続きをいただきますと、改めてAIJ認定パセージリーダーとなるための講座や試験を受けていただく必要がございません。また、そのお手続きに際しまして費用はいただきません。
  • 上記お手続き後は、2年後の更新時まで現在と同じコースを開催していただけるよう特に配慮いたします。

これに加えまして、開催を目前に控えられたお急ぎの方につきましては、その旨を私どもにご連絡くださいましたら、お手続きを他の方より優先させていただきます。また、緩和とはお話が異なりますが、資格取得とあわせてAIJ会友にご入会いただきますので、おって公開いたします会友ご入会に際しましての特典もお受けいただけます。

私どもは、皆さまのパセージやパセージプラスの開催を心をこめて応援いたします。コースを開催される前に詳細を教えていただきましたら、私どものホームページでPRさせていただきます。皆さまの作られたご案内用のPDFがございましたら、そのまま掲載できるようにも準備を進めてございます。

以上、具体的な点についてご案内が遅くなってしまい深くお詫び申し上げます。ぜひ、パセージリーダーのみなさまにおかれましては、野田俊作が開発をし、テキストを著作し命名しましたこのパセージを、私どもとご連携いただきながら末永く開催を重ねていただければ誠に幸甚と存じます。移行期間中は何かとお手数をおかけすることもございますが、どうかご理解、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

2022年3月25日

一般財団法人 野田俊作顕彰財団 Adler Institute Japan
代表理事 野田文子
ご連絡先:info@adler.or.jp