私は、2026年2月21日(土)から3月29日(日)まで、アメリカ・オハイオ州へ出張に行くことになっている。私自身アメリカに行くのは2021年以来二回目で、2025年1月位からアメリカに行くことになるような気はしていたのだが、正式にアメリカ行きが決まったのは2025年11月末だった。
正式決定以降、同行いただく方とともに、飛行機や現地でのレンタカーを予約したり、ホテルの手配をアメリカの協力会社の方に依頼したり、防寒具を買いそろえたり、とコツコツと準備を進めてきた。出発一週間前には「もうやれる準備は全てやった」「最悪現地で買えばよい(宿泊するホテルの近くにWalmartがある)」と腹が据わったのだが、唯一、やっていなかったのが両親(母)への連絡だった。
母への連絡を躊躇していたのには理由がある。前回アメリカに行く前に母に連絡したときには質問攻めにあってしまい、話し終わって電話を切っても5分後に次の質問の電話がかかってくる、ということが数回繰り返され、尋問されているように感じていた。今回もアメリカ出張を伝えると尋問されるのではないかと思っていたので、母への連絡を躊躇していた。
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2026年2月15日(日)のアドラー心理学学習会@アドラー流山で、「アメリカ出張の準備はほぼほぼ終わっているのだが、まだ母へ連絡していない」とお話したところ、年始に母に質問攻めにあった事例の「エピソード分析」を足掛かりに、今回連絡するときに出来そうなことをさがしてみることになった。
私的感覚を出していただき、母と私のパーソナルストレンクスもたくさん探していただき、対処行動の代替案も出していただく。しかし、リーダーさんから「陰性感情があるうちは代替案も失敗する」旨のコメントをいただく。そうだ、ライフタスクが起きた時(母が質問を始めたとき)の陰性感情(「尋問が始まった」)をなんとかしなければ…。
ここで、改めて出していただいた母のパーソナルストレンクスを見ると「息子思い」というものがあった。「質問攻め」は事実かもしれないが、それを「尋問が始まった」と取るか、「息子を思うが故に質問してきている」と取るかで、その後の私の口調も変わってくるだろう。『勇気づけの歌』の「人は善意で行動するのだが 私の気には入らないこともある それでも善意であるには違いなく それが分かれば感謝もできるだろう(12)」辺りも踏まえると、「息子を思うが故に質問してきている」と取ることができるような気がしてきた。「構えが変わる」とはこういうことなのだろうか…。
この後、今回のアメリカ出張を連絡する練習(全てアドリブのロールプレイ)もやらせていただいた。「尋問されるのではないか」という不安や陰性感情なく、話すことが出来た。母役をやっていただいた方から、「連絡が直前になったことを謝罪したほうがよいのではないか?」「連絡手段(通話?メール?)や頻度について話し合っておくとよいのではないか?」とたくさんアドバイスもいただいた。あとは実践あるのみ、である。
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この日の夜、母に電話した。「変わりない?」「インフル流行っているね」「気を付けないとね」などと当たり障りない世間話を少しした後、
私 ところで連絡が遅くなって申し訳ないんだけど…。
母 (ちょっとびっくりした様子で)何?
私 2/21から出張でアメリカ行くことになった。
母 アメリカ??? アメリカのどこ?
私 オハイオ州。北のほう。寒いみたい。2月は-20℃になることもあったみたいだけど、今は山形(母の出身地)と同じくらいらしい。
母 あぁそう…。どのくらい行くの?
私 日本に戻ってくるのは3/29。向こうを出るのは3/28なんだけど。
母 長いねぇ。食べものも変わるから、本当に体には気を付けて。
私 うん。電話は通信料高いらしいしつながらないかもしれないからメールがいいと思う。
母 分かった。お父さん今のところ大丈夫だと思うけど、向こうついたらメールくれたらうれしい。
私 分かった。
この後も、アメリカ出張に関するお話はつづいたが、「尋問」というよりは「楽しくおしゃべり」に近かったと思う。「体に気を付けて」は何度も言ってくれた。母との関係性も多少は良化したような気がする。
これで、オハイオへの不安も一つ解消された。残る不安は「入国審査を無事突破できるか」だ。前回は審査官が何を言っているか全く聞き取れず苦労したが、残された時間で私にやれること(YouTubeで勉強する等)をやりたいと思う。
アドラー流山 M.F
レッツゴーオハイオ
アドラーこぼれ話