Jalshaのブログ 短歌について(6) 保田與重郎が言う「こころ」と「ことがら」の違いをもう少し考えてみる。開戦の朝の電車に知る知らぬ引き締まりつつ静かなる顔 阿部鳩雨宣戦のビラに痺(しび)れしごとき街今朝の静けさかつて見ざりき 平井乙麿どちらも日米開戦を詠った歌だ。短歌や詩... 2019.06.01 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 短歌について(5) 短歌の話をもうすこししよう。保田與重郎が歌人山川京子氏に送った手紙に、次のような一節がある。 それからうたでことがらの説明をして、ことがらを人に理解してもらはうと思ふのは間違つてゐます。ことの説明弁解をせずたゞうたをうたひ、主にこころを... 2019.05.31 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 短歌について(4) 昨日引用した本居宣長の文章を、小林秀雄はたぶん誤読している。 歌は「人情風俗ニツレテ、変易スル」が、歌の変易は、人情風俗の変易の写しではあるまい。前者を後者に還元して了(しま)うことはできない。私達の現実の性情は、変易して消滅する他はな... 2019.05.30 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 短歌について(3) 今日も昨日までと同じように、『野田俊作の補正項』2016年4月29日を引用しながら書く。ただし若干のコメントを付け加えている。 本居宣長が和歌の徳について、次のようなことを書いている。 今は人の心は偽り飾ることが多いので、歌もまた偽り飾... 2019.05.29 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 短歌について(2) 保田與重郎の歌の話を続ける。いま掲載している原稿は、実は「写し」であって、オリジナルは『野田俊作の補正項』2016年4月28日(昨日のは27日)にある。若干の手直しをしてある。 保田は独創性を発揮しようとは思っていなくて、基本的には『新古... 2019.05.28 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 短歌について 詩人の保田與重郎が『木丹木母集』(もくたんもくぼしゅう)という変わった名前の歌集を出している。彼の歌集はこれひとつしかないので、探せば容易に見つかるだろう。たとえば新学社版がある。 さゝなみの志賀の山路の春にまよひ一人ながめし花ざかりか... 2019.05.27 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 智慧と煩悩を超えたもの チベット瞑想はある種の「テーマ」をもっている。たとえば「智慧と煩悩は本質的には同一だ」とか「迷いと悟りは本質的には同じだ」というようなことだ。問題の立て方がちょっと変っているでしょ。「智慧と煩悩はこれこれが違う」とか「迷いと悟りは本質的に... 2019.05.26 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 瞑想修行 チベット仏教の瞑想仲間が集まって、6月末から7月初に行なう瞑想会の準備をした。 瞑想をして暮らすというのは「奇妙」な習慣だ。大部分の民衆はそんなことなしに無事に暮らしている。ただ一部の衆だけが瞑想をして、自分の「自然な」考えを不思議に思い... 2019.05.25 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ ■ 今日も一日よいお天気だった。料理当番ではなかったので、一日のんびりとコンピュータを見ていた。インターネットで放送を見ていることが多くて、朝は「虎ノ門ニュース」というニュース放送番組、午後は「竹田恒泰チャンネル2」というニュース解説番組を見... 2019.05.24 Jalshaのブログ
Jalshaのブログ 料理当番 昨日の予告通り「鮭の焼き物」を作った。塩鮭用の鮭肉1人あたり1枚、おまけに辛子明太子を付け合わせた。他に、ニンジン・タマネギ・ジャガイモを適量茹で合わせた。味噌汁もおまけ。これだけを休まずに作ると一時間たらずでできるだろうな。実際には、3... 2019.05.23 Jalshaのブログ