インターネット・ニュース

 今日は料理当番で、「チキン・シチュー」にした。チキンとジャガイモとタマネギとを牛乳で煮る。味つけはショウガとコショウ。まああたりはずれのない料理だ。

 毎朝インターネット・テレビを見る。「虎ノ門ニュース」という番組で、朝の8時から10時に放映される。(もっとも、ネット・テレビであるから、この時間に遅れてもいつでも見れる)。月曜から金曜まで、毎日違うキャスターが出て、地上波テレビや新聞では報道されないできごとを中心にして解説を述べる。たとえば、年末に日本海で起こった韓国船と自衛隊哨戒機の間のトラブルだとか、関西各地で起こった生コンクリート業者と顧客との間の抗争だとか、沖縄の米軍基地移設に関する住民投票事件だとか、そういうたぐいのものだ。私は地上波テレビも新聞も見ていないので確信がないのだが、どうもこれらは「普通の」メディアではほとんど、あるいはまったく、取り上げられていないらしい。有権者国民の半数以上はテレビや新聞をたよりに考えているようだ。

 こうして毎日インターネット経由のニュースだけ見て暮らしていると、世間(?)の情報から遠くなる。遠くなって困るかなと思っていたが、そう困ってもいないので、私に関してはこの調子で今後も行くのだろう。およそ人の噂というのはそういうもので、手に入る情報を基準にして見聞きする世界を分別している。

 ところが、この番組が来週と再来週の2週間は午後8時から10時に時間変更するという。私は午後8時半ないし9時には寝てしまうので、毎日見るのはつらい。まあ、翌朝見ればいいようなものだが、話題が世間に遅れてしまっていること(といっても12時間だが)がちょっと不安だ。どうなりますか、ちょっと不安でちょっと楽しみである。