娘とその子供たちは今日で終りで、香川へ向かって旅立った。そちらに父親(=娘の夫)が滞在していて、向こうで落ち合って今夜は一緒に暮らし、明日、車で鳥取に帰るのだそうだ。あまり関心を持っていないので聞かなかったのだが、娘たちが帰ってから妻が言うには、夫と娘の間にいくらかの意見の相違があって、緊張状態ではあるようだ。と言っても、爆発するような状態ではない。ただ「にこにこと話し合う」という状態ではないという意味だ。まあ、なんとかするんだろう。
娘たちは午前10時半ごろに旅立って行った。妻は駅まで見送りに行ったついでに、友人にあげる贈り物を買うとかで、電車で草津の町へ行って、昼ごろに帰ってきた。私はその間インターネットでクラシック音楽を聴いていた。
昼食を食べて一休みした後、1階のベランダでクラシック・コンサートがあった。大家さんの息子さんがプロの音楽家で、京都府の小さな楽団で指揮者を勤められている。専門はヴィオラみたいだが、指揮者に転向するのが目的になって、現在は管楽オーケストラで仕事をされている。年齢は40歳前かな。今日はヴァイオリンを演奏して、彼の母、つまり大家さんの奥さんが、ピアノ伴奏を勤められた。エルガー『朝の歌』だのグノー『アヴェ・マリア』だの、人々の耳に入りやすそうな曲を7曲選んで演奏してくれた。