香港(2)

 香港の様子は毎日ひどくなる。警官隊による学生の「虐殺」はゼロないし数人であったが、今週になってからは複数人になっている。それでも警察側はずいぶん「抑制」しているようだ。これからどうなるんだろうね。法律的には警官隊は「反抗」する学生(ないし民衆)を虐殺する許可はもっているようだ。ただ、それを「大事」に使おうとしているだけのことだ。

 とにかく私が持っている情報はインターネット関連だけなので、信頼できないといえばできないかもしれない。しかし他になにも情報がない。インターネット報道だけを信じて香港情勢を読むならば、政府側は虐殺の許可はすでに得ていて、ただ「無制限」に虐殺することはまずいよと思っているだけのようだ。この状態は原理的には数ヶ月も続いていたが、いままでは実力行使に出る機会がなかった。ここ数日で政府側は実力行使もやむをえないと考えはじめたようだ。

 ああ、私に何ができるんだろう。香港の民衆が国外に脱出できるのであれば、それがいちばんいいように思うのだが、中国政府側はそれは認めそうにない。