声楽曲のレパートリーを増やすことにした。『シューベルト歌曲選集』全3巻などをもっているが、ただの紙に印刷された楽譜だから、音は出ない。それを歌って音にするわけだけれど、「伴奏までちゃんとつけて」ということになると、けっこう面倒くさい。そこで「横道」を使うことになる。パソコンのソフトを使って、たとえば「菩提樹」だの「子守歌」だのというファイルを作る。これは一見「譜面」に見えるけれど、実は演奏もしてくれる「おりこうソフト」だ。そうして、パソコンでその譜面を演奏しながら、あれこれ工夫を加える。
昨日、アドラー心理学の後輩が二人遊びに来た。ちょうどいい機会だから、パソコン化した「譜面」を演奏しながら5曲歌わせてもらった。あらかじめ予告していたわけではないので、ひどくびっくりさせてしまったように思う。歌ったのは日本の曲ばかりで、「お母さん おぼえていますか」「冬の夜」「琵琶湖周航の歌」「叱られて」「この道」だった。大成功というところまではいかなかったが、まあまあ許される範囲内の演奏になったのではあるまいか。
昨日は日本の歌ばかりだったが、西洋の歌もあるんですよ。そのうち機会を見つけてそれも演奏しよう。