古い日本の歌(童謡や唱歌など)の楽譜をコンピュータに打ち込んで演奏させるという計画にとりかかっていた。「キャ○ン・スコ○メーカー」というソフトを使うと、アルファベットのキーボードで楽譜が打てるようになって、しかもコンピュータに「音」に変換するように頼んでくれる。このソフトはむかしからもっていたが、そんなに大々的に使ったことはなかった。「使う」ったって、たとえば4声部の譜面を準備しておいて、ひとつずつ音を打ち込むだけのことだ。
たとえば、「ド・ド・ド|レー・ミ・レ|ミ・ミ・ファ|ソー」という風に書くと、コンピュータは「うさぎ|追いし|かの山」というメロディを歌う。そこに伴奏を打ち込むと、ピアノ伴奏つき(別にオルガンでもギターでもいいんだけど)の譜面を作れる。こうしてできた「演奏家」は、一切文句を言わない分、つきあいやすい。もっとも融通はほとんど利かないんだけどね。
ひとわたり手持ちの譜を打ち込んだので、次は何をしようかと思っていたのだが、西洋の歌を打ち込むことにした。Fine Knaks for Ladies だの An die Musik だのという古い歌をうちこんでみたら、これが結構いけるんですね。ドイツの歌やイタリアの歌やフランスの歌を何曲か作ってみて、楽しみながら歌っている。しかし、これってパソコンなしでは演奏できないんじゃないかな。ま、いいけど。