協力

カウンセリングと応用

アドラー心理学を教育現場で活かすには、どのような点に注意すればよいですか?

アドラー心理学を教育現場で活かすには、教師が「所属感」の育成と「未来の民主的社会を担う人間を育てる」という大きな視座を持ち、原因論から目的論へ転換して賞罰教育を避け、子ども自身の力を信じて「引き出す」...
課題の分離について

子どもの宿題をどこまで手伝うべきか悩む親に対して、「それは子どもの課題だ」と切り離すだけで本当に良いのでしょうか? 親としての責任はどうなるのですか?

親の責任とは、課題を肩代わりするのではなく、「課題の分離」を協力への準備段階と位置づけ、子どもが自ら課題に取り組む「勇気」を持てるよう援助することです。「課題の分離」は放置や責任放棄ではありません。課...
課題の分離について

職場で明らかに困っている同僚がいても、本人が助けを求めない限り「他者の課題」として放置すべきなのですか? それはチームワークを損ないませんか?

「課題の分離」は無関心や放置を推奨するものではなく、相手の課題に土足で踏み込まない範囲で協力的な姿勢を示し、必要とされる場合に仲間として支援するものです。「課題の分離」は他者への無関心を推奨するもので...
課題の分離について

相手が「課題の分離」を理解していない場合、一方的に分離を主張しても関係が悪化するだけではないですか?

その通りで、課題の分離は協力的な関係のための準備作業ですから、一方的に主張するのではなく、まず対話を通じてその課題が誰のものかを互いに確認することが求められます。その通りです。そもそも課題の分離とは、...
対人関係について

競争社会において、他者との比較や競争意識を完全に無くすことは現実的ですか?

実際には全く純粋な競争社会は存在せず、協力関係と競争関係が混在しているため、一面的な「競争社会」という前提のもとで、意識だけを変えようとする努力は矛盾しており現実的ではありません。ご質問は、アドラー心...
幸福・共同体感覚・貢献感について

共同体感覚を持つべき「共同体」とは、具体的にどの範囲を指すのですか? 家族、地域、国家、それとも全人類ですか?

私たちが直接所属できる共同体は、家族などの身近な場から地域社会程度のスケールに限られますが、そこから繋がり広がっていく多様な共同体によって世界が網羅されていくという視点に立てば、共同体感覚を持つべき「...
その他の疑問

アドラー心理学で示される「勇気」とは、具体的にどのような行動を指すのですか? 精神的な強さのことですか?

単なる精神的な強さではなく、自分の課題に取り組み、他者と協力し、共同体感覚をもって共同体に貢献しようとする建設的な態度や行動を指します。アドラー心理学でいう「勇気」とは、自らの責任を引き受けて、自分の...
その他の疑問

結局のところ、アドラー心理学は「強い人間」になるための教えであり、弱い立場の人には実践が難しいのではないでしょうか?

アドラー心理学では、強さを発揮するだけでなく自身の不完全さも受け入れて、持てる様々な美徳を発揮することで、誰もが社会に貢献できると考えます。互いの可能性を見出し、仲間として協力して共同体を支え合う実践...
その他の疑問

他者の期待を満たすために生きることを否定しますが、社会生活を送る上で他者の期待にある程度応えることは必要ではないですか?

他者の期待に応えること自体は否定しません。ただし、全ての人に常に好かれることは不可能なのですから、他者の期待を「何もかも」満たそうとしたり、他者の期待を満たすため「だけ」に生きようとすることは、不健康...