FAQs

カウンセリングと応用

自然の結末、社会的結末、論理的結末とはそれぞれ何ですか? どう違うのですか?

アドラー心理学では賞罰に代わる教育法としてこの「結末から学ぶ技法」を重視します。米国のドライカースは「自然/論理的結末」を提唱しましたが、文化の違いや誤用によって支配や罰の道具になりかねない課題があり...
その他の疑問

アドラー心理学で対応できる場合と、心療内科や発達専門医、精神科医等の専門医療機関や、他の心理専門職、福祉専門職による対応が必要になる場合とを、どのようにして区別すればいいでしょうか。

アドラー心理学のカウンセリングと心理療法は対人関係やライフスタイルの改善を目的とするため、クライアント個人の心身の症状が前面に出ている場合は、背景に対人関係の問題が疑われる場合であっても、心療内科や精...
その他の疑問

アドラー心理学を学ぶことで、逆に他者に対して批判的になったり、自分の考えを押し付けたりするようになる危険性はありませんか?

アドラー心理学の理論・思想・技法を誤って用いると、自分を正当化したり他者に対して批判的になったり、さらに臨床上の混乱を招く危険性があります。普及が進む現代において、誤用や悪用に対する正しい理解と警戒が...
その他の疑問

他者の期待を満たすために生きることを否定しますが、社会生活を送る上で他者の期待にある程度応えることは必要ではないですか?

他者の期待に応えること自体は否定しません。ただし、全ての人に常に好かれることは不可能なのですから、他者の期待を「何もかも」満たそうとしたり、他者の期待を満たすため「だけ」に生きようとしたりすることは、...
その他の疑問

「かわいそうな私でいることのメリット」を指摘しますが、本人が苦痛を感じている場合、その指摘は追い詰めることになりませんか?

おっしゃる通り、無神経な指摘はクライアントを追い詰め逆効果になるため、臨床現場で本人に直接伝えることはほぼありません。臨床上、クライアントのどのような選択からどのような結末が生じているかについて、その...
その他の疑問

劣等感をバネに成長することは、アドラー心理学ではどのように評価されるのですか?

劣等感は人間にとって普遍的かつ自然な感情ですが、劣等感をバネに進むことが自分自身の成長につながるかどうかは、実際の行動とそこで目標としているものが共同体にとって有益かどうかによると考えます。人間はみな...
対人関係について

他者を「仲間」だと見なすことが難しいと感じる人に対して、どのようなアプローチがありますか?

どんな場合でも相手を援助しようとするならば、まず接する人自身がその相手の「仲間」になることから始めなくてはなりません。相手を尊敬・信頼し、協力して目標の一致を丁寧にとる「治療的人間関係(相談的人間関係...
実践の難しさ・現実との乖離について

自己受容が難しい人にとって、アドラー心理学の教えは厳しすぎませんか?

自己受容は確かに厳しさを伴いますが、しかし自己受容を避けると達成不可能な目標を追い求めてしまったり何もかも自分で抱え込んだりなど、さらに厳しい道が待ち受けています。「自己受容が難しい」という状態は、ア...
実践の難しさ・現実との乖離について

結局のところ、アドラー心理学は「強い人間」になるための教えであり、弱い立場の人には実践が難しいのではないでしょうか?

アドラー心理学では、強さを発揮するだけでなく自身の不完全さも受け入れて、持てる様々な美徳を発揮することで、誰もが社会に貢献できると考えます。互いの可能性を見出し、仲間として協力して共同体を支え合う実践...
主要概念

アドラー心理学で示される「勇気」とは、具体的にどのような行動を指すのですか? 精神的な強さのことですか?

アドラー心理学では「勇気」を、単なる精神的な強さではなく、自分の課題に取り組み、他者と協力し、共同体感覚をもって共同体に貢献しようとする建設的な態度や行動の土台となるような、人生に対する姿勢や構えのよ...