喫茶去

 妻が「外食して昼食にしよう」と言う。はいはい。11時ごろに家を出て、瀬田川に沿って歩いて南に下り、もうすこしで石山寺というあたりまで出かけた。天候は快晴で風もなく快適な朝であった。唐橋を超え、新幹線と高速道路の下をくぐると、目的地が見えてきた。『喫茶去』という店で、中国のエスニック料理屋という感じだ。私は「担々麺膳」、妻は「ちまき膳」を頼んだ。注文してから出るのに時間がかかる。待つこと1時間あまり、その間に、メニューを点検したり、中華風食材土産用を点検したり、「暇人」の時間をすごした。まあ、こんな店に来ると、こういうことになる。

 わが家の近辺には外食用の食堂(って言っていいのかな)が何軒かある。日本中どこにでもある食堂もあるけれど、他にはないんじゃないかと思われるものもある。『喫茶去』もそのひとつだ。あとはインドネシア風焼肉屋とか観光地風料理屋とか。もちろん、「むかしながら」の店も元気で、鯉料理だのウナギ料理だのの店もある。だから老人が外食するには困らない。