FAQs

対人関係について

競争社会において、他者との比較や競争意識を完全に無くすことは現実的ですか?

実際には全く純粋な競争社会は存在せず、協力関係と競争関係が混在しているため、一面的な「競争社会」という前提のもとで、意識だけを変えようとする努力は矛盾しており現実的ではありません。ご質問は、アドラー心...
対人関係について

対人関係が極端に苦手な人や、社会的に孤立している人は、アドラー心理学の教えによってどのように救われるのですか?

はじめからアドラー心理学が第一選択だと決めつけずに、幅広い可能性を考慮すべきであり、カウンセリングが適応とされる場合は治療的人間関係を確立しつつ、その人に応じた個別の対応を行います。まず大事なことは、...
対人関係について

「全ての悩みは対人関係の悩みである」と断言していますが、病気や死別、自然災害による苦しみは対人関係の悩みではないのではないでしょうか?

病気や災害などの直接的な苦しみは生理的なものですが、そこから生じる主観的な「悩み」は、他者との別離の辛さや悲しさといった対人関係の文脈で意味づけられ体験されます。病気や事故、災害等に遭遇した際の身体的...
承認欲求の否定について

他者からの評価を一切気にせずに生きることは、本当に可能なのでしょうか? 仙人のような生活を推奨しているのですか?

アドラー心理学は、他者からの評価に過度に依存するのは不健全な生き方だと考えますが、かといって他者に関心を持たず、自己中心的になることもまた適切とはいえません。むしろ、人が他者からの評価を気にせずには済...
承認欲求の否定について

「いいね!」の数やフォロワー数を気にする現代のSNS文化は、アドラー心理学から見てどのように評価されますか?

アドラー心理学からは、特定の場での一時的な賞賛に一喜一憂することよりも、社会に貢献することや人生の持続的な面に、より多く目を向けるよう促すことになるでしょう。SNSの文化と構造は、他者からの承認を可視...
承認欲求の否定について

努力して成果を出し、褒められたいと思う気持ちは、成長の原動力にならないのですか?

褒められることを主目的にすると、褒めてくれる人の存在や褒められる物事に依存してしまい、個人の成長からは遠ざかると考えます。褒められることを目標とするのではなく、人々に貢献する行動による成果や、そうした...
承認欲求の否定について

承認欲求が満たされないことで自己肯定感が下がったり、無気力になったりすることは考慮しないのですか?

人に褒められることや自信を持つことばかりを目的にすると、認められないときに落ち込んで、やる気をなくしてしまいます。認められたい気持ち自体は自然ですが、一番大切なのは褒められることではなく、周りのみんな...
承認欲求の否定について

人間が社会的な生き物である以上、他者からの承認を求めるのは自然な欲求ではないのですか?なぜそれを否定的に捉えるのですか?

アドラー心理学は他者からの承認を得ようとすること自体を否定するのではなく、他者からの承認を「行動の唯一の目的」とすることを問題視しており、真の貢献とは他者からの承認が得られるかどうかにかかわらず、社会...
課題の分離について

相手が「課題の分離」を理解していない場合、一方的に分離を主張しても関係が悪化するだけではないですか?

その通りで、課題の分離は協力的な関係のための準備作業ですから、一方的に主張するのではなく、まず相手の話を聴き、対話を通じてその課題が誰のものかを互いに確認した結果、相手に任せて様子を見る場合もあります...
課題の分離について

社会的な問題(貧困、差別など)に対しても、「それは個人の課題だ」と片付けてしまって良いのですか?

社会問題は、その波及が狭い範囲で完結せず、社会的に大きな広がりがあり、しかもその結末に直面する側と、解決に向けて対処できる側が多くの場合一致しない、といった特徴を持ちます。にも関わらず「それは個人の課...