FAQs

課題の分離について

職場で明らかに困っている同僚がいても、本人が助けを求めない限り「他者の課題」として放置すべきなのですか? それはチームワークを損ないませんか?

「課題の分離」は無関心や放置を推奨するものではなく、相手の課題に土足で踏み込まない範囲で協力的な姿勢を示し、必要とされる場合に仲間として支援するものです。「課題の分離」は他者への無関心を推奨するもので...
課題の分離について

子どもの宿題をどこまで手伝うべきか悩む親に対して、「それは子どもの課題だ」と切り離すだけで本当に良いのでしょうか? 親としての責任はどうなるのですか?

親の責任とは、課題を肩代わりするのではなく、「課題の分離」を協力への準備段階と位置づけ、子どもが自ら課題に取り組む「勇気」を持てるよう援助することです。「課題の分離」は放置や責任放棄ではありません。「...
トラウマ・原因論の否定について

「あの時こうしていれば」という後悔の念も、未来への目的のために自分で作り出している感情なのですか?

後悔という感情自体は経験を次に活かすための自然なものですが、過去に捉われて「今やるべきことができない」状態が続く場合、アドラー心理学ではそこに別の目的があると捉えます。それは、過去のせいにして無意識的...
トラウマ・原因論の否定について

自分の行動の原因が分からない場合、どうすれば「目的」を見つけ出し、変えることができるのですか?

アドラー心理学ではすべての行動に無意識的な「目的(目標)」があると考えますが、自分ひとりでそれを探るのは非常に困難です。そのため、他者の視点も介在するカウンセリングやグループワークなどで、具体的なエピ...
トラウマ・原因論の否定について

原因を探求せずに問題の解決に至れるというのは、具体的にどのようなプロセスを想定しているのですか?

アドラー心理学では、たとえ問題の過去の原因が分かっても、それだけでは解決しないことが多い、という実践的な立場から、「原因探し」に終始するのではなく、本人が「どのような理想的状態に向かって行動を起こして...
トラウマ・原因論の否定について

深刻な虐待や災害を経験した人の苦しみも、単に「目的」のためにその記憶を利用しているだけだと言えるのですか?

アドラー心理学は、深刻な虐待や災害による苦しみを「利用しているだけ」といったような軽々しいものとは決して考えず、むしろその苦しみや不安などを、直面した脅威から「自分の身を守る」という切迫した目的のため...
トラウマ・原因論の否定について

過去のトラウマが現在の行動や感情に影響を与えるというのは、心理学の常識ではないのですか? なぜアドラー心理学ではそれを否定するのですか?

アドラー心理学は、強い生理的ストレスや長期的なストレスが脳に生理学的変化を与えるといった科学的な知見を否定してはいません。また、過去に経験した出来事が現在の個人の思考、感情、行動に影響を与えることも、...
トラウマ・原因論の否定について

アドラー心理学は「トラウマ」をどのように考えますか?

アドラー心理学は、トラウマが現在を決定するという原因論の立場をとらず、むしろその経験に本人自身がどのような意味づけを与え、それを現在の暮らしの中で「目的」のためにどう用いているかを重視し、その意味づけ...
現代社会とアドラー心理学

職場の人間関係に悩んでいます。アドラー心理学の観点から何かアドバイスはありますか?

アドラー心理学では職場の人間関係を「仕事のタスク」と呼び、比較的扱いやすいと考えます。具体的な状況やエピソードを聴いた上で個別の対応策を検討します。アドラー心理学では、個人をめぐるすべての対人関係を「...
現代社会とアドラー心理学

現代社会のストレスや生きづらさに対して、アドラー心理学はどのような示唆を与えてくれますか?

アドラー心理学は、他者との優劣を競うのではなく、個々の違いを認めながらも、人としての価値は平等(equal)であるという立場に立ちます。他者との比較から自己の成長と人々への貢献へと視点を移し、寛容さと...